月の葉っぱ

夜明けはもうすぐそこに。

ほわっとしたもの

カラコロ下駄

カラコロした音が好きで、 ハダシで履けることも好きで、 木の感触が何より心地いい。 いつも家の外の植物に水やりをしに 下駄を履いている。 少し、ほんの少し、 必要以上に歩いてみて、 カラコロ音を聞いてみる。 その音がとても心地よくて、 気に入ってい…

心を守ろう。

心はひとつの島のようなもの 私から少しはなれたところに、 大切においておこう。 私に流れ込むすべてを、 そのまま島へもっていかないように。 多くの人の負のオーラや批判、 愚痴、悪口、言い訳や決めつけ たとえそれを受け取ったとしても、 心にはもって…

なんかいいな

雨上がりの天気 下り坂を気持ち良さそうに自転車で降りていく人 上り坂をいっぽずつ、いっぽずつ、ゆっくりあるいていく人々。 晴れと曇りのあいだを飛ぶ飛行機 晴れの音、晴れの香り、晴れの色 リボンの光沢 元気づける曲を聞くこと 興味がなさそうなことに…

ひなたぼっこ

前日に風邪をひきはじめて 今日も身体がだるいまま学校へきた お昼になる頃、今日一日身体がもたないな 帰りたいなと思っていたら、 相次いで残りの授業がすべて休講になった こんなにもすべての科目が同時に、 なんてありがたいんだろうと思いながら 帰るこ…

ストップを楽しむ

立ち止まることを楽しんでみる。 何もしてみないことを楽しんでみる。 何も考えないことを楽しんでみる。 そうすると、頭の中に ずっと前の思い出や、なってみたい私、 行ってみたい場所や空間がうかんでくる。 ぷかぷかとふわふわと、頭の中に漂っている。 …

小さな幸せのおすそわけ

今日見つけた小さな幸せのおすそわけです。 電車の中で、どんぐりを落とした男の子 電車のゆれにも負けず、必死に見つけてきて 手にぎゅっと大切に握っていました。真剣な目をして、大切な宝物のようにどんぐりを守っていました。 私にとって、今の大切な宝…

時に、ひらがなで

自分の名前を、 すべてひらがなで書いてみる カクばっていなくて まるい字が6文字になる 曲線が多くて、 どこか愛らしくなる 漢字には意味が込められている ならば、このひらがなには どんな意味が含まれているのだろう ひらがなの名前を書きながら いろん…

まつげの上に、

ふうっと、 まつげの上にのせられた小さな幸せ おいしいたべものの香りに あまいホットケーキの香り やさしい声に、 やわらかくてあたたかい笑顔 好きなことばに 好きな空間 まつげにのっかる はかなくてかよわい小さな幸せ 当たり前に感じる幸せは ほんの少…

音と香りあつめ

アラームの音 リュックが開かれる音 物が詰められていく音 リュックが閉じられる音 階段を降りる音 静かな朝のリビングに飛び交う「おはよう」 朝の静かな話し声と、あたたかい朝ごはん 静かで、あたたかい香りのする朝 靴を履く音 ドアを開く音 ドアを閉じる…

目が覚めたら

夢から目が覚めても、 まだ夢を見ていたくて何度も目を閉じる また一度目を閉じると、 もう一度さっき見ていた風景が広がる 頭は起きている でも体はまだ目の向こうの場所にいる もう一度この夢の風景を楽しめるかな もう一度この夢の中で動けるかな 夢の中…

ふふふ

こんにちは! 空想漢字辞典へようこそ! 今日の漢字はこちら! 読み:ふふふ 意味:あたたかく、ふんわり笑っている様子。 何度も書き直したりして、頭の中がゲシュタルト崩壊。「ふ」ってどうやって書くんだった!? ではさようなら~

文字のおいかけっこ

打ち込んだ文字をと中から消していくとき、 消すボタンを押す度に、後ろの文字がついてくるのがかわいい せっかく書いたのにごめんね、 消し消し消し あ、前が空いてきた!前へ詰めないと!急げ急げ! てくてくてく 文字が急いで前に詰めていくのって この時…

あたたかい、季節

お湯が「あつい!」から「あたたかい。」 と思える季節になった。 頭からあたたかいシャワーを流し続けるだけで、 体の全体が、体の全体で とけていくようなやわらかさを感じる。 もこもこのせっけんのあわも、 あたたかく、やわらかく感じる。 このあたたかくて…

春のはじまりは今日かもしれない

素敵な春を迎えたい。 今、種を蒔いて、 心がふんわりあたたかくなるような、 そんな春を迎えたい。 今できることをする。 今すべきことをする。 そんな、今、自分にできる種まきをする。 もうひとつは、 素敵な春を迎えられるよう準備すること。 素敵な春を…

サンダル

夏のサンダルを洗って干した。 使いすぎてくたくたになりつつあるけれど まだ来年もいけるはず。 今日の夜から明日の夜まで 丸一日外の風にあたって季節の箱ヘ。 夜の外の空気は本当にきれい。 なんの音もしない、だれも歩いていない 静かな道路。 夜の外で…

天気と服

雨の日は水色のスカートに、 水色のとうめいのかさを持つ。 すると雨の日の天気に溶け込めたようで とても楽しくなる。 晴れの日はオレンジ色のパーカーを着る。 あたたかい太陽と同じ色をみにまとって、 ぽかぽかする。 緑が映える日は グリーンのロングス…

風のような

風がおいしい季節。 今日はもくもく木曜日。 今日は一段と静か、 すずむしの音だけが聞こえる。 とてもシンプルな日。 風がおいしい、風はいつも新鮮。 そんな、風みたいに、 いつも新鮮な文を、 いつでもおいしい文を、 さびない、ふるびない文を 読みたい…

ゆめみごこち

ねているのか、ねていないかの よくわからないまんなかにいる ずっとぽかぽかしていて あたまのなかにはなんの考えも浮かばない でもどこか心地よくて あせりも不安もくるしさもない このふわふわとあたたかい感じが もしも一日中続いたら、どんな感じだろう…

文の味

文のテイストという言葉を どこかで見かけた気がする 最近はいろんな文の味見をしてみている ミントのようにさわやかな味がする文 甘い味がする文 旨味があるような文も 味がしないものもある 食べたことのない味も、 ほんのたまに、おいしくない文も いろん…

句読点の「。」

何にもない日こそ、 頭の中はずっとぐるぐる考えている。 自分の中の会話がうるさくなるほど、 何か言っている。 逆に何かイベントがある日は、 頭の中はとても静かで、帰ってみると 今日は何かを考えたかな、と不安になる。 頭の中がぐるぐるぐるぐる考えて…

てっていてきに

徹底的に!という文字だと すごくきつくて厳しくてこわい でも、てっていてきに、という文字なら なんだかくすっと笑えて がんばってみようかな、なんて思えたりする そのほかには、「真っ白い」という文字 これもやっぱり「真っ白い」より「まっ白い」 その方がほ…

否定しない

自分をも、他人をも否定しない。 そんな人になりたい。 相手の言うことが嘘や、 見栄や虚栄であっても、 そうなんやって明るく柔らかく 相手を包み込めるような、そんな人になりたい 思ったことをそのまま話さずに 相手がかけてもらえたら嬉しい、という言葉…

大好きな友達の笑顔と笑い声

大好きな友達の笑顔と笑い声 それと話し声、その子がくれた言葉 そのとき消えてしまわないように ふんわりつつんで、 お気に入りの袋に詰めてみたい そしたらいつも鞄の中にいれておける しんどくなったとき、それを開いて元気を出す さみしくなったとき、そ…

マスキングテープの表情

手持ちのマスキングテープを並べる たてに並べたり、よこに並べたり 重ねてみたりする たてに並べると マスキングテープに印刷された、 もともとから意図された表情 よこに並べると 意図された表情が集まることで、 意図せずうまれた表情がある マスキングテ…

心の雰囲気

今日の夕方の空はパステルカラーだった 今日は白い家もいろんな家も、 シンプルなピンクとではなく やさしげな白色を加えたような、 パステルカラーだった ネイビーの空も、どこか白色が入っていて やわらかい色になっていた 夕日に照らされた雲は それだけ…

ふわっと浮かんだ言葉をつかむ。

本を読んで、新聞を読んで、広告を読んで、 ふと思ういろんな言葉。 そのいろんな言葉は、 読んだものの上にふわっと浮かぶ。 そこにあらわれた言葉をバサッとつかんで 記録する。 どこかへ消えないように どこかへいかないように、 大きく包む 何かを読むた…

空白と余白の白さ

空白と、余白と、静かな時間 改行による空白 最後に何行かある余白 何度か訪れる句読点 それらによって、忙しい中でも、 すとんと、ふっと、 はりつめていた空気をゆるめて、 静かな時間が生まれる 空白の、余白の、 白い部分を楽しむ 白い部分を見て、何も…

雨に恋する

せっかく傘を持っているのなら 雨がふってほしい さっき、やんだばかりでも ふってほしいな、 なんて思いながら傘をさし続ける みんな傘を畳はじめて 折り畳み傘の人は鞄の中へ でも私は、 降ってるのか降ってないのかわからない、 なんて表情をしながら、傘…

声と人と不思議

なぜか、 あまりにも声が通らない日というものがあって そんな日は何を言っても、何度言っても 相手に聞こえていないし ようやく届いた声を聞いても 会話はとんと盛り上がらない 相手はなんにも全く関心を示さない 逆に 、 つぶやく感じの小さな声でも通る日…

今日は藍染の空

今日の空は、 藍染のような空 紺色の空と淡く白い雲 まるで藍染めしたときの、 その時にしかうまれない不思議な模様の様な空 手の届かない、とっても高い空 空はとても高く 空気も澄んでいて 柔らかい空気で 心地良い なんだか秋が訪れたような気がした この…