銀色夏生さん
表紙を開く。 ところどころの詩を読んでグッとくる。 やはり私は詩が好きだ。 詩が表す何かが。(p.23) 「写真は実際よりきれいに見えるからね~」 と言いながら私もいちいち見る。 でも実際に見るとなんでも写真とは違う。 物は 目だけで見てるんじゃない…
スピードスケートで金をとった小平奈緒の言葉で好きだったのは 「よくない時も必ず誰かが認めてくれていたので それが支えになりました。 よくない時に認めるって、 その人の力を信じてるからできることだよなあ。(p.29) 私は人生に起こるすべてが、 あるべ…
となりの女性が「雨ですね」と声をかけてくれた。 「私は家の中から見る雨は好きなんです。 海の中にいるみたいで」と答える。 滝の内側にいるみたいに思える。(p.14) 私がなんとなく違和感を覚えること。 これは共感する人は少ないと思うのだが、 「人の幸…
だんだんとわかってきた。 私が私をよりよく知れば、 私の望むものがもっとはっきりするだろう。 望むものが現実とずれていたら、 いつまでたってもそれは叶わない。 今の私が望むもの。 それは昨日の私が望んでいたものとは違う。 今の私が心地よいと感じる…
悩みの数や深さや複雑さは、職業や立場ではなく、 人間としての成長度に関係するはず。(p.10) 何かを聞かれて、すぐに短くまとめて答えることなんて できないし、したくない。(p.11) 私が見たいもの、会いたい人は、 人にとって特別なものではなく、私が…
もしかすると、恋愛とかつき合うとか愛というのはすべて、 相手を通して自分を見る、自分を知る、自分を確認する 作業なのかもしれない (p.89) どうも私は生活のための仕事(創作)というのができないみたい。 純粋な自己表現、創作活動でなければ書けない…