月の葉っぱ

夜明けはもうすぐそこに。

『秘密の花園作り(つれづれノート㉞)』-お気に入り集め-

 

スピードスケートで金をとった小平奈緒の言葉で好きだったのは

「よくない時も必ず誰かが認めてくれていたので

それが支えになりました。

 よくない時に認めるって、

その人の力を信じてるからできることだよなあ。(p.29)

 

私は人生に起こるすべてが、

あるべきようにある、なるべきようになっていると思っているので、

これから先にどうなっていくのか、それを知ることが楽しみだ。(p.31) 

 

浮びながら考えたこと。

「素直であることが大事」

「今を起点にしか物は見れない」

「その人の現状を見るとその人の信念がわかる」(p.32) 

 

 

先日、将棋の解説を聞いていたら、

始まってまだそんなに時間がたっていない時に

長く考えている棋士について、

「一手、甘い手があるとあとで大きく響きますから。

後半になって苦しくなるので一手一手慎重に、

大事に考えます」と言っていた。

 

そうか、そういうところが好きなんだと私は思った。

 

それは私たちの人生も全く同じだ。

ひとつ、甘い行動をとると、

あとで大きく響くので、どんな行動も注意深く慎重に。

 

本当にこれを言っていいか、ここに踏み込んでいいか、

自分の道を外れていないか、などなどを考えて行動しなくてはいけない。

 

そうやって考えると、今、どの飲み物を飲めばいいか、

今日どの映画を見るべきか、何を学ぶか、何で遊ぶか、

明日誰と会うか、ということも本当だったら自ずとわかるはずだよね。

 

ひとつひとつの選択の中にあるそういう真剣さが、

私はすごく、胸が痛いほど好きなのだ。(p.61)

 

 

天気の話、桜の開花、私の好きなあの公園の話…。

なんでもただ話すのが、言葉を口から出して、聞くのが、

ただそれだけでうれしいという日だった。(p.96) 

 

相性って自分との関係、組み合わせということだ。

いい「人」というのが存在するのじゃない。

いい「関係」が存在するのだ。(p.109) 

 

出会いは縁で、なるべくようになっていくと思うので、

どうなったとしても楽しみ。

どうなったとしても、それが私の人生(p.123) 

 

今日はなんだか沈んでいた。

ある人をうらやましく感じて劣等感を覚えたから。

羨んだのだろう。なのでその気持ちをプールで浮かびながら

じっくりと感じることにした。

ある感情は、骨の髄まで感じ尽くしたらやがて消えゆくから。 (p.123)

 

人生は静かな宝探し。

宝を見つけたら密かに歓喜する。

人に知ってもらう必要もない。(p.184)

 

 

 日大アメフト部の監督とコーチの記者会見があった

「この監督たちはきっと最後までしらををきるかもしれないけど、

これをみた世間の人はそれぞれ思うことがあるだろうから、

その思いはきっと何かの形で届くと思う。

そう考えないと救われない」(p.204)

 

 

 小さな場所で起こることも

大きな場所で起こることも、

出来事の仕組みは同じで、その対処法も似ている。(p.225)

 

今までの私は、ある部分は幸せだと思えていたけど、

ある部分は幸せではない、欠けてる、と感じていた。

欠けてる部分(旅仲間とかね)を補いたいと願ってきたけど、

補うという考えではたしていいのか。

 

例えば、朝食で和食を選んだら、

洋食を選んだ人のスクランブルエッグはついてこないように、

もともとなくて完全であるはず。

そういうようになるように生きてきたはず。

 

望んで選んだ結果がそうなのだから、

出てきたものだけを見て判断するのは感情的すぎる。

目の前にあるものの始まり(根っこ)は、

もっとずっとずっと昔にある。(p.247) 

 

この人生で出会えなければ、

出会わない人生を私は選んだのだろうと思う。

私はとにかくしたくないことをしたくない。

「したくないことをしたくない」というのが私の最重要事項。

もっとも最大の望みだ。

人はその人の最大の望みに関しては、

だれもが叶えているはず。そう思う。(p.259) 

 

自分の能力を持ってる人々に憧れて研究してきたが、

自分にない能力は、

そもそも自分に必要のないものなんだなと思うようになった。

自分にあるものを突きつめることの方が効率的で価値があると。(p.275) 

 

「シングルマザー」という言葉について。

実は私は、自分のことをシングルマザーだと思ってない。

自分ではそう呼んでない。

私の語彙にはないというか。

人から言われたら、「はい」と言って、否定はしないけど、

自分の中では、その言葉は存在しない。

結婚して、子供ができて、離婚して、

子供は自分で育ててる。それだけ。(p.308)