雨水の日。
空から渡されるものが雪から雨になっていく。
氷も溶けて水になっていく。
どちらもさらさらとながれていく、
そんなイメージを持つ。
私はそんな今日の日がとてもお気に入り。
今日は私の誕生日でもあったから。
誕生日、
それはきっと、
前へ進むことでも
後ろに進むことでもなくて
「今」をもらうことなんだと思う
いままで進んできた「今」をもらって
これからの「今」へと私は進んでいく。
今をもらう
今までの結果としての今をもらう
今日を迎えて、
今まで進んできた時の流れが
とうめいの、
きらきらしたやさしい水にかわって
さらさらとながれていく。
さらさらとながれていく水の流れをみつめていると、
忘れてしまって、
凍ってしまっていたことばのギフトを思い出した。
その時を思い出すと、
冷えついた心があたたかくなっていく。
ほめてくれた、
みとめてくれた、
いつまでもおぼえておきたいことばのギフトたち。
わすれてしまったことばもある
おぼえちがっていることばもある
いやになったことばもある
でも、どれもことばのギフト
私にかけてもらったことばのギフト
私は、今までにもらったことばのギフトを抱えて
夜明けはまだ?と問いながら
前を向いていこう。
さあ、つよくあれ、あかるくあれ!