小さな大学生

答えがでなくても、ぐるぐる考える。

道が吸収していた足音

 

今日は時間があったので、

なんとなく行きたくなった、

少し前まで通っていた通学路へ。

 

長く続く平坦道、急な坂道、大きな下り坂

いつも自転車で通っていたたくさんの道。

 

そこを改めて歩いてみると、

踏みしめた足に、たくさんの道から

あふれでてくる思いが伝わってきた。

 

高校から帰る時、

ここから何万キロもあればいいのに

と思ったのはいつだったか

 

はずむ心で自転車を漕いでいたのは

いつだったか

 

明日は行きたくない、と

思ったのはいつだっただろう

 

友達と笑い合って歩いていた時、

私は何を話していたのだろう

 

 

ゆっくりゆっくり、足を前に出すたびに

小さな思い出がたくさんあらわれてくる

 

どうしてあの時、

あんなにも暗い顔をしていたのだろう

どうしてあの時、

あんなにも楽しそうだったのだろう

 

少し前なのに、思い出せないことがある。

 

でも、道がおぼえていてくれた。

いろんな思いを持った高校生の頃の私が、

道を踏みしめるたびに、

道が記憶していてくれた。

 

忘れてしまった「私」を、

道が思い出してくれる

 

通い続けた道が、

あの頃の私の足音を思い出させてくれた。

 

あの時の足音が聞こえた、

あの頃の私に出会えたような、

今日はそんな不思議な日。

 

いろんなこと、わすれてしまっても、

道がおぼえていてくれていた。

 

いろんなこと、わすれてしまっても、

これからも道がおぼえていてくれる。

 

この道は、

いつまでも大切な友達

 

またこの道に会いに来よう

またあの頃の私に会いにこよう

 

道が吸収していた足音を聞きに行こう

 

 

 

3か月ほど前に通学について書いていたことがありました。

読んで頂けると嬉しいです。

 

atamatokokoro.hatenablog.com