月の葉っぱ

夜明けはもうすぐそこに。

くろまくカーテン

 

授業中、画面を見やすくするために、

たくさんの自然の風景を見せてくれていた窓に

くろまくカーテンが引かれた。

 

この

くろまくカーテンの向こうには

とうめいの窓があって、

その向こうにはキラキラした自然がある。

 

 

カーテンが引かれてしまった窓を見て、

「あ、なるほど」と思ったことがあった。

 

 

いつでもかならず、

このくろまくカーテンの向こうには

光があるんだ、と。

 

だから、

私の中にあるくろまくカーテン、

自分で引いてしまえばいいんだ、と。

 

自分で引いてしまえば

なーんだ、こんなにきれいな世界が近くにあったんだって

すぐに心が軽くなる。

 

 

心に引いていたくろまくカーテン、

オープンしていこう。

 

なんならしばらく片付けておこう。

あたまのすみっこに。

 

また会うのは、隠れたくなったその時でいい。

 

また今度ね、

 くろまくカーテンさんっ

 

 

 

聴力

 

最近、音が小さく聞こえる

 

全てが遠くで鳴っているような

 

別に大丈夫、平気平気、と

いろんなことを受け入れようと

前を向いてきたけれど

 

そろそろ限界がきたのかもしれない

心がもう聞きたくないと

言っているのか

 

くぐもったフィルターがあるような

そんな気がする

 

 

つぶれないように

守られるように

用意されているフィルター

 

聞きたい曲も

以前より音量を上げなくてはいけない

 

聴力が落ちたんだ

そう思った

 

でも検査では異常なし

 

私はただ

もう聞こえてくる声や音を 

拒否しているのだろう

 

自然に。

 

心の聴力が落ちてしまったんだ

 

聞こえない音さえ

聞こうとする姿勢も

 

聞こえない音さえ

聞こえる喜びも

 

知らぬ間に失ってしまったのかもしれない

 

いつしか普通に聞こえる音さえも

うまく聞こえなくなってしまった

 

そのことを思い出させてようと

今、フィルターが表れている

 

どうしたらいいんだろう

 

とりあえず

かろうじて聞こえてくる音に

耳を澄ましてみなきゃ

 

少しずつ、行動してみよう

 

大丈夫、いつか

きっと聞こえる

 

 

 

記事とノートの会話…

 

今まで何にも気にせずに

張りたいもの(新聞記事とかその他諸々)をノートに貼っていた。

 

でも、ふと、

ノートのことについて思ってみた。

 

この張られてしまったノートの一面は

本当にこれでよかったんだろうかって。

 

張られたものは前を向いていて日の目を浴びている。

でも、ノートは前すら見えない。

 

記事の裏側を見ていることになる。

そしたら、 

 

記事の裏側と、ノート、

会話、してるんかなぁ。

 

記事の裏側は、

もともと表や裏なんかなかったのに

いつのまにか裏側にされてもう読まれなくなる。

 

ノートも、

まさか何も書かれないとは思っていなかっただろうに

いつのまにか目の前に記事が張られて

もうこれから先、何も書かれない。

 

「なんか、辛いよね」って

会話、してるんかな。

 

 

 

なんか、ごめんね。