雨が降ったら
あたりまえのように
雨からよけるのに
人から投げられるトゲからは
どうして人はよけないのだろう
自然の雨以上に、
つくられたものは
何よりもトゲトゲで
人の心を修復不可能にまで
傷つけてしまうのに
なぜかわたしたちは
そのトゲを
何も持たずに受け入れて
大切にしてしまう
そうしてなんどもそのトゲを見直して
気づくたびにそのトゲにふれている
にげようよ
よけようよ
守ろうよ。
普段から傘をもって
自分、自分の空間を守ろうよ
わたされるトゲが
わたされる花にかわるまで