月の葉っぱ

夜明けはもうすぐそこに。

日常の傘

 

雨が降ったら

あたりまえのように

雨からよけるのに

 

人から投げられるトゲからは

どうして人はよけないのだろう

 

自然の雨以上に、

つくられたものは

何よりもトゲトゲで

人の心を修復不可能にまで

傷つけてしまうのに

 

なぜかわたしたちは

そのトゲを

 

何も持たずに受け入れて

大切にしてしまう

 

そうしてなんどもそのトゲを見直して

気づくたびにそのトゲにふれている

 

 

にげようよ

よけようよ

守ろうよ。

 

普段から傘をもって

自分、自分の空間を守ろうよ

 

 

わたされるトゲが

わたされる花にかわるまで