月の葉っぱ

夜明けはもうすぐそこに。

ぼくってなあに?

 

 

 

ぼくってなあに?

 

 

 

 

やあ!

こんにちは!

さいきん、ちょっとふしぎにおもうことがあるんだ。

きいてくれる?

 

 

 

ぼくは、

きづいたときから、

じぶんのことを「ぼく」っていっていたんだけど、

 

 

 

 

そういえば、

ぼくってなんだろう?

っておもったんだ

 

 

 

 

ぼくにはおとうとがいるから

「おにいちゃん」ってよばれる

 

 

じゃあ、おにいちゃん、

それがぼくなのかな?

 

 

それとも、

ぼくはおとこのこ

 

だから

「ぼく」っていうのかな?

 

それともね、

じぶんのことを「ぼく」っていうように

いわれたから?

 

 

どうして ぼくは

じぶんのことを「ぼく」って

いうんだろう

 

ぼくはいま、

ふしぎにおもっている

 

どうして

ぼくは「ぼく」っていうのかなって

 

 

でもね、

ぼく、

わかったかもしれない。

 

ねえ、ききたい?

ぼくがみつけたこたえ。

 

もしかして、

ぼくがいま、

「ぼく」についてふしぎにおもっていること

それが「ぼく」なんじゃないかな?

 

ぼくがそうおもっていること

ぼくがそうかんじること

 

それってみんな、

「ぼく」にしかできないことだよね

 

だから、

ぼくがいま、「ふしぎだ」って

おもうこと

 

それが「ぼく」なのかなって

 

そう、おもったんだ

 

まあ、

そんなむずかしくかんがえなくてもいいんだ。

「ぼく」は「ぼく」であるだけだもんね。

 

あ、おかあさんがよんでる。

 

じゃあ、このおはなしのつづきはまたこんどね。

 

 

おかあさん!

「ぼく」、ここにいるよ!