月の葉っぱ

夜明けはもうすぐそこに。

「ゆっくり休んでたよー」

 

日曜日、ほぼ2か月ぶりに会えた友達と近況報告をし合うために

梅田でお昼ごはんを食べてきました。

 

2か月前に会った時の表情はひどく暗く、その後に来るLINEも鬱々としたものでした。

それからはなかなか予定が合わず、

お互い今どんな状況なのかな、という感じが続いていました。

 

もう元気になったかな、今日はどんな感じだろう、

なんて思いながら向かっていました。

 

 

久しぶりに会えて今すぐ話したいことはたくさんありましたが、

一旦お店へ向かいました。

 

向かっている途中、友達が声に出す言葉は憂鬱なものもありましたが、

心の栄養は十分に満たされているようでした。

 

「いやだー」といいながらも表情は明るかった、

“満たされた”感じがしていて、なんだかとても安心して温かい気持ちになりました。

 

 

お店に着いて、お互いおすすめランチを選びました。

友達は「肉!」、私は「魚!」と即答で決まりました。

 

久しぶりに合っても息はピッタリでした!

 

そしてようやく落ち着いて近況報告がスタート、

ゼミの雰囲気や、卒論の状況、どんな風に就活進めてきたのか、など。

お互い少しずつだけど、ゆっくりは進んでるのかなと確認し合いました。

 

そうして、心の中の近況報告も…

抱えていたもやもやを打ち明けてしまおうと思い、

「なんか、あらゆることに興味がなくなってしまって、

最近はもうどうでもいい、が口癖になってしまってる」と相談してみました。

 

そうしたら、

 

「私はゆっくり休んでたよー」

 

と返事をしてくれました。

 

気づいたら、私の相談とその子の近況報告がかみ合うように会話が進んでいました。

 

鬱々としていた状態から抜け出すために約1か月、丸々ゆっくり休んでいたとのこと、

卒論に集中して取り組んでいた、と言っていました。

おかげで進める方向も決まったようで、ゆったりと話していた様子が印象的でした。

 

以前までは家族と口論になったりしていたそうですが

今では「そろそろ動き出してみる?」「そうだね」とうまく会話できているそう。

 

 

あぁ、きっと「ちゃんと休む」ことができていたんだなと感じました。

 

休んでいる間に十分家族とも向き合って、

しっかり「休む」ということができていた、

それでいて卒論の方向も決まって進めることができている。

 

一旦、「待つ」「休む」を実行したんだな、

だからこそ落ち着いて確実に元気になったんだ、そう感じました。

 

 

動かなかったことがちゃんと結果を生んでいる。

 

休んでいいんだ。

 

 

人よりも動いていない私が

どうして動いていないのにしんどかったのかと思えば、

「休んではいけない」と思い込み、言い聞かせていたからだと気づきました。

だから休んでいた時間も休まっていなかったんだ、

中途半端だったんだ、進むことも休むことも。

 

 

これからは自分の心の窓、いつも開け放して

新しい風、空気を入れていこう。

 

今、机の前にある小窓のように、

いつもあけて、

 

小窓から自分にとってちょうどよい風が入ってくるように

出会う人から言葉をたくさんもらっていこう。

 

 

誰にも相談したくないと頑なだったのに

いざ発信してみると声をかけてくれる人がたくさんいました。

 

かけてもらえた事によって

自分を遠くから見つめ、振り返り、向き合い、気づくことができる。

 

だからこそ、まずは一言でも発信してみなくては、そう思いました。

 

自分の心の中は少しさびついていたのかもしれません。

これからはたくさんの空気を取り入れて、流れをよくしていこう!

 

 

今まで友達にさえうまく相談できませんでした。

それでも勇気を出して一言だけでも自分を発信してみると

その人の物語や答えを聞くことができました。

 

今まで頑なだった分、そういったことを聞く機会を

放棄していたのかもしれません。

 

でもまだ遅くないはず、これからもっともっと

固く閉ざしていた心の窓を開けて、

たくさんの人からたくさんの言葉をもらおう。

 

無理にあがいていた私にポンと飛び込んできた言葉、

「私、ゆっくり休んでたよ」

 

内側からにじみでる表情がほんのり温かいものになって

とても元気になっていたあの子。

 

少しずつ自分を受けとめながら、

少しずつ発信する練習をしていこう。

 

「ゆっくり休んでたよー」

 その子から学べたことを忘れずに、

これからもたくさんのことを学んでいこう。