まだ言葉を学んでいないとき、
私は、どんなふうに何かを思ったり
何かを感じたりしていただろうか。
そして、
抱える思いをどう表現していたのだろう。
言葉を習うことで、
言葉を知って、使えるようになって、
いろんな思いを表現できるようになった。
多くの人と話し合えるようにもなって、
自分の思いを伝えられるようにもなった。
でも、
学んだことで、言葉を知らなかった時の生き方をすっかり忘れてしまった。
でも、
学んだことで、多くの話を知ることができて、多くの本が読めるようになった。いろんな人の作品に触れることができるようになった。
自分の言葉の種を増やすこと。
それは、今も、これから先の自分にとっても
大きな課題。
表現力、語彙力が
まだまだ少ないから思ったまま、
そのままを伝えられない。
でも、
例え語彙が増えても、
すでにある言葉で表現できるのだろうか。
すでにある言葉で伝えられるのだろうか。
言葉を増やすことで、
心のもやもやを表現できるようになる
でも、
その言葉で表現できてしまったら
何か、自分だけの感情ではないような
そんな気がしてしまう
言葉を得ることと、
言葉をあやつること、
このバランスはいつまでも自分の中でゆれ続ける
まだ発展途上な自分だから、
言葉に対する見方も発展途上。
自分と一緒に、
自分の言葉も成長していこうと、
心の中で小さく決心した。