月の葉っぱ

夜明けはもうすぐそこに。

まわる

 

考える時代から
感じる時代へ、変わりはしないか

 

小さい頃
考えることなく
前へ進んでいたように、

 

心と体が感じるまま
前へ進んでいたように、

 

感じる時代へもどっていくことって

あるんだろうか。

 

無理やり意味付けるように生きる時代から
感じるように生きてきた頃へ

 

物事は循環するのだろうか

まわりまわって

もとにもどっていくんだろうか

 


赤ちゃんが人の手を必要とするように、

高齢になって人の手が欠かせなくなるように。

 

「考える」「意味をつけていく」ように

生きる時代から

 

心のまま、感じる時代へとまわって
もどっていくのだろう

 

でも、その一巡は

その原点から弧を描いて得たもの

 

全てを通してきたうえで

原点に戻ることが

必要とわかるのかもしれない

 

そして、

この円がなるべく小さいものであること

なるべく原点のそばにいることが

本当の自分でいられるのだろう。

 

もしかしたら、

原点から大きく離れた弧を描いている人が

息苦しく、辛く、悩み続けてしまうのかもしれない。

 

原点から大きく大きく離れてしまうと

原点があまりにも遠くになって

きっと、自分がなんなのかさえ

分からなくなってしまう。

 

そして、上を目指す気力が

消えていってしまう。

 

 


上の段階へ向かって

日々を積み重ねて年を取るように、

 

ちいさな円で

上をめざしながらくるくるまわっていこう。

 

そうして

一巡するたびに

原点をみつめなおしながら

また上へ上がっていく。

 

時折、

弧を描く途中にも

原点からどのような円を今

描いているのか見つめ直してみよう。

 

そうやってこれからも、

 

まわる

まわっていく。