月の葉っぱ

夜明けはもうすぐそこに。

それでも、笑顔でいること

今日も曇り空ですね。ほんの少し、息苦しい気分です。昨日に引き続き、もう少し、普段の自分が思うことを書いてみようと思います。

 

 「私より辛い人がいる、だからこんなことで苦しんでいては」という言葉があります。もちろん、私もそう思うことが多いです。地球のどこかで、水を運ぶことが仕事だとされ、学ぶ時間を与えられらない女の子、児童労働で自分の時間を持つことを許されない子どもたち、虐待を受ける子ども、体罰を受ける子ども、あらゆるハラスメントに苦しめられる人々。私の知らないところで命を絶とうと考えている人たち、そういった、私の知らない場所で、私以上に苦しむ人がたくさんいます。だから、私の息苦しさなんて、なんてことないだろう、と思うことがよくあります。

 

でも、私が息苦しいと思っていることは、私にとって「なんてことない」と片付けられないことなのです。それに向き合うしかないと、向き合っていかないと、私は小さく消えていってしまうと思います。もしもそれを片付けてしまったら、私が「私」として生まれた意味がなくなるような気がします。なんてことないなら、無機質な物と同じになってしまう、そう感じてしまいます。

 

どうして息苦しいのだろうと、のどの奥が詰まるようになるたびに考えてしまいます。そして、それは自分の中にある影のことなんだと気づきます。いつも体のどこかに影の自分がいます。今までの辛かったこと、あらゆるものを傷つけたこと、今までの道徳をもたない心、そういったことが自分の中に影としてあります。ずっと、長い間、影から目を背けてきました。今のまま、これからを考えたほうが明るくなれる、と考えていたからです。影の自分なんて追い出してしまえ、と思っていました。しかし、本当は影の自分に向き合って、影の自分を追い出さずに、居場所を与えることが大切なんだろうと気づきました。影に向き合わない限り、そこにある光にも気づけないと思うからです。自分の中の影にどう向き合い、どう受け入れ、どう対応していくか。ふと息苦しくなった時に考えたりしていることです。

 

自分の心の中にある影は、他の人にはない、自分だけの財産だと思います。過去のことも今のことも、どんなに嫌なことも忘れずに捨てずに、いつまでも大切に持っておく。いつか、そのおかげで今の自分があるのだと気づくことができます。その影でいつか救われることもあると思います。その影を越えるためになんとか動いて、その影を越えたからこそ得たものがある。今では、自分の影にこそ、そこに魅力が、個性が、あるのかもしれないと思っています。 

 

私は自分の影の部分を知っているから、素直に明るい性格だと言えません。でも、「明るいね」と言ってもらえます。そう言ってもらえることは複雑に思えても、私にとってはとてもうれしいことです。影の部分を持っていても、外には影は見えていない、そう思いました。見えていないなら、居場所を与えて、自分の中に大切に持っていたらいいのかもしれないと気づけました。

 

影の自分を追い出さない。どんな自分も追い出さないで、大切に守ろうと思います。自分が自分を守って、自分が自分にとって一番の親友でありたいと思います。時には、自分が自分に厳しく接して正す。時には、自分が自分に声をかけてあげる。自分だけはいつまでも、決して裏切らない親友でいよう、そう思います。

 

私は、影の自分を持っていながらも「悩みがなさそう」と言われるくらい、いつも笑っていたいと思います。いつも笑って、笑顔でいて、明るい自分でいたいと思っています。それでも、いつも笑っていても、しんどくなったら影の自分に会いに行く。 そうやって、自分の中にある影をいつまでも大切に持っておこうと思います。

 

そして、かつて私が、無条件に包んでくれる風に心が救われたように、いつか誰かを救えるような太陽の光になりたいと願います。できれば、からっからの太陽の光ではなく、少しほんのりと湿ったようなあたたかさをもった太陽の光のような存在になりたい。風に救われた私は、いつまでもその気持ちを忘れないように、風を楽しめる服を着続けます。そんなふうに、ずっと一緒にいたいと思ってもらえるような太陽の温かい光になりたい。

 

今の自分が温かい光になれたなら、過去の自分もきっと、辛くても、生きていてよかったと言ってくれるはず。水の中でずっとうずくまっていたころ、太陽の光はあわいものしか知らなかった。でも、いま、水の外に少し顔を出して、直接太陽の光を浴び始めることができました。 ブログをはじめたことで、かつて褒められることがなかった私にも、たくさんの温かいコメントや誉め言葉を頂けるようになりました。今までかけられたことのないような、こんなにもあたたかいコメントをたくさんもらって、水の外に出られるようになりました。本当にありがとうございます。心から感謝しています。水の中で感じていた息苦しさは、少しずつ消えていくと思います。私の見えていた曇り空には、少し太陽が見えてきました。

 

いつか、頂いた温かい優しさを私も返していけるでしょうか。

今はまだ水の外に顔を出せたくらい、でもいつかきっと水の中から外に出て、「ありがとうございます」と伝えに行きたい。その時までは、待っていていただけますか。

 

それとも、あ!あそこにいる!と言ってもらえるような光になって、周りを照らすことができるくらいに成長する、それが、一番のお返しなのかもしれません。そのために、どんなときも、笑顔で笑っていようと思います。見つけてもらえたその時、あの時のお返し受け取ったよと、心の中で思って頂けたら、私の願いも叶ったことになります。いつまでも、どんなときも笑顔でいよう。これからの、自分にとって一番大切な目標です。長い駄文を失礼しました。ここまで読んで頂きありがとうございます。

 

息苦しい、しんどい、

それでも、笑顔でいよう。

 

影の自分がいても、

思いっきり明るい太陽になりたい。

 

それでも、笑顔でいる

それでも、笑顔でいたい

 

ずっと笑っていよう。

いつまでも照り続ける太陽のように。