風がおいしい季節。
今日はもくもく木曜日。
今日は一段と静か、
すずむしの音だけが聞こえる。
とてもシンプルな日。
風がおいしい、風はいつも新鮮。
そんな、風みたいに、
いつも新鮮な文を、
いつでもおいしい文を、
さびない、ふるびない文を
読みたい、書きたい。
いつも良い香りがするような
そんな文に出会えたら、
そんな文を書くことができたら、
毎日がふわっと軽くなる。
息がつまるような悩みも
シャボン玉がはじけるように消えたらな。
タイムリーに読むからおもしろい文がある
いつ読んでもおもしろい文がある
いつ読んでもいい、
流行や季節、時間にとらわれないような文
そんな文に出会いたい、
そして大切に持っていたい
今日は一段と風がおいしいよ、
ということをどうしても書きたかった。
風を見るため聞くために、外に出ると
空から見える藍色の空もついてくる、
ということも。