月の葉っぱ

夜明けはもうすぐそこに。

「知りたい!」と思えば前を向ける

 

今日は8時に起きた。かなりだらけているな、と反省しながら、結局昨日仕上げられなかった課題をする。出発直前のぎりぎりまでやって、9割完成、急いで出発した。駅へ向かいながら、最後の部分をどうまとめようかと考えていた。流れをつかんでいて、的を射た結論、なかなか思いつかない。結局、駅へ着き、一つ乗り換えをすますところまで来てしまった。

 

今日は電車の中がかなり空いている。これなら座って、資料を広げてもいいかも、と思えたので少しかさばる資料と自分のメモを出した。案外電車の中は、揺れているのにとても集中できた。用意した資料とメモを眺めていたら、「あ!」とひらめき、その場で結論を走り書きしておいた。後で、教室に着いたらきれいに書き直そう。まだ到着までに30分ほどある。そろそろTOEICが近づいてきたから、参考書を見ようかなと取り出してみたけれど、やめとこ、と思い片付けた。今6月か、最近は少しどんよりした気分が多い。外はこんなにもからりと晴れていい気分なのに。この気分を少しでも上げて学校へ向かおう。電車の中から外にある木々を最後までぼんやり見ていた。

 

 

そうだ、前回のゼミは不穏な空気だった。今日は良い空気が流れて、有意義な時間がながれたらいいな。もっとメンバーと会話をして、この時間を終えた後、今日ここに来てよかったと思える時間にしないと。ゼミに来る前の自分と、ゼミを終えた自分が少しでも変わっていますように。

 

ゼミが一緒になって、少しずつ話すようになった子の隣に座る。まだ深くは話すことができない。でもこのふんわりしたような、少し話せる、といった距離がちょうど良い。もっと仲良くなりたいけれど、そんなにすぐにではなく、少しずつなじめていったらいいな。

 

開始時刻になったけれど、思ったより今日は人数が少ない。3人休みかな。休みが多いとみんなのやる気は落ちてしまうのかな、と思ったけれど、今日は必ず良い雰囲気をつくるために一人でも真剣に向き合おうと思った。そうしようと意識していたら、そんなこと必要もなく、ほとんどの子が真剣だった。みんな前回の授業を気にしていたのかもしれない。そして、みんなも本当はまじめにしたかったのかもしれない。先生が出す問いに、今日も新しく組んだメンバーと答えを探す。前回と違ってみんなが意見を出し、メモをし、考えてまとめていけた。とても満たされた気分になった。きっとみんなも頑張りたいと思っていたのかもしれない。

「知りたい」と思う人が集まると、雰囲気はこんなにも明るく包まれるのかと思った。学ぼうと思うことで、自分は何も知らないことに気づき、向き合おうとする。向き合うことで、今、このことについて何かを学び取ろうと前を向くことができる。毎日なんでもないようでいて、必ず学びはある。ただ過ごしているだけでも、自分にとって知りたいと思えることが見つかる。それでいて、さらに自分に集まってくるものすべてを学びに変えようと思ったら、前向きに積極的になれる。知らないことを知ることはとても楽しい。自分にはまだ知らないことがあると気づけて、まだまだ自分を大きく見せてはいられないと思った。

 

知りたいと思ったらまずメモをする。なんでそう思ったのかを考えてみると、自分の興味が分かるようになる。自分が何を学びたいのかわからない、何を知りたいのかもわからない。今までそういう状況に何度も落ちた。でも、思いつく全てをメモしてみることで、自分はこういうことを求めていたのかと知ることができた。それでも今も分からなくなるけれど。とにかく今は全てが学びで、自分にとってどれも無駄ではない、と感じている。

 

自分の学びたいことが見つかることが一番幸せなことじゃないかと思う。ただ食べたいものを食べたり、さぼりたくてさぼったり、テレビを見ておもしろいと思ったり、そういった時間はその時で終わってしまう。でも、学びたいことが見つかれば、毎日それに向かって学び続けようと思える。自然と学び続ける。まっすぐ前へ進む道がひかれるような気がする。

 

 

今日ふわふわと考えていたのはこんなことかもしれない。

 

 

人は毎日いろんなことを考える。でもその9割は昨日考えたことと同じである。

この言葉を聞いてから、それでは何も変われない、成長できないと焦った。だから少しずつでも毎日新しい学びを得ようと思った。昨日より今日、成長するために、幼稚な考えを捨てていく。不満が毎日のようにあった日を振り返ると、たしかに、だれと話していても同じことばかり言っていた気がする。さらに、自分がもやもや考えていた時も同じことばかり考えていた。今は不満を感じると、なぜそう思うのか、そこから何を学べるか、と考える。そうすると、大抵自分の中に原因がある。相手の発言に不満があった時、なぜ自分がそう感じるか考えてみたら、ただその人をうらやんでいるだけだったり、素直に受け取れていないだけだったりした。自分のひねくれた発想が相手の前に壁となってあらわれて、私はその人を苦手だと勘違いしてしまうのだろう。

 

嫌なことがあった時、無理やりにでも、そこから何を知れるのだろうと考えてみると、冷静になって、得るものがあると気づくことができる。それを繰り返していくことで、毎日成長することができる。昨日の自分より、今日の自分のほうが好き、そう思えたらどんどん前へ進めるような気持ちになれる。

 

 

今日1番の学びは、知りたいと思うことは人を明るくさせるということ。そんなにおおげさなことではないけれど、自分も知りたい!と思ったとき、心は軽くなり、表情も明るくなる。そんなふうに毎日を「知りたい!」で埋め尽くして明るく過ごせたらいいな。

 

 

 

丁寧に。毎日を大切にしよう。1日を無駄遣いしないように。

 

 

 

特に何にもないけど何かある大学生の日常⑤