月の葉っぱ

夜明けはもうすぐそこに。

おでこの裏

 

おでこの裏には黒板がある

 

おでこの裏には黒板があって、

そこには自分の書きたいことが書ける。

 

目を閉じて黒板の前に

小さな自分をそこに立たせる。 

そこにはいつもより明るい自分

 

普段黒板に書けないことも、

思いっきり書く。

 

スペースを分け合う必要もない。

端から端まで思う存分書ける。

誰にも何も言われない。

描きたい絵や夢、したいこと、

やってみたいことをたくさん書く。

 

書いているときのチョークの音が耳に響く。

 

書きたいように書いて、

楽しんでいるときのチョークの音は

とってもいい音で、少し懐かしくなる

 

 お気に入りの先生を思い出したり

小さい頃の自分を思い出したり

 

消されることもない。

そこにはなんでもかける。

好きなだけ書ける。

 

 目をつむる。

すると出てくる自分だけの黒板。

 

ものすごく苦手なことに挑むとき、

黒板に自分の好きな言葉をかいてみる。

ゆっくり、ゆっくり丁寧に1字1字書いていく

少しずつ、静かな気持ちになっていく。

 

緊張する場面では

自分にとって、とっても大切な

思い出を黒板にその映像を写そう

そうすると心がやわらいでくる

 

力がみなぎってきたら、

その思い出はまた、

箱のなかに戻して大切にしまっておく

 

今の私の黒板は

どこに何が書かれているのか分からないような少しごちゃちゃした黒板。

でも、私だけの黒板。

 

ずいぶん前に描いたものも

見直してみよう。

 

ふと1面じっくり見てみると

大切な気づきがあるかも。